会員さんからの体験談-02(前編)

  • ゆる体操のレッスンの後、バレエの先生に、「今日はいつもと何だか違いますね」と・・・
  • 以前から気功や呼吸法に関心があり、一時期習っていましたが、今ひとつ手応えを感じられないまま辞めてしまい、その後、クラシックバレエに出会いました(現在バレエ歴7年)。無謀にも全くの初心者だったのですが、踊りというよりむしろ、身体意識の変化が面白く、はまっていきました。
    ただ、もともと柔軟性が低く、また年齢的なものもあり、最近は壁を感じていたところでした。

    可動域や技術以前の問題として、無意識に息を止めている、無駄な力を入れている、動きは間違っていないが身体内部から出てくる柔らかさがない、といったことです。これらを無視して続けても方向性が違ってきたり、あるいは怪我をする可能性もあると思っていたところ、友人の紹介で神楽坂ゆる体操教室に通うことになりました。
    もともと、東洋医学、気功、呼吸法、操体法、整体系の本は大好きで乱読しており、高岡先生の本も多数読んで寝ゆるなどは時々試したりしていたので、初回から違和感は全くなく、すっと溶け込むことができました。

    もちろん、最初からレッスン終了後に「超気持ちよい~」という北島康介状態になった訳ではありませんが、ゆるめるという動作をはさんで同じ動きをした時にゆるめる前と後では大きく感じ方が違うという変化が面白かったです。

    また、続けて通っていくうちに、うまくゆるんだ時は、「マッサージしてもらうよりはるかに気持ちいい」と感じることもありました。

    中級に通い始めてからは、テーマに沿って徹底的にそのパーツをゆるめていくので、パーツによってはかなり変化を感じることが出来るようになりました。
    肩甲骨周りをゆるめるレッスンのあとにバレエのレッスンを受けたところ、バレエの先生に「ポール・ド・ブラ(基本的な腕の動き)が今日はとても綺麗ですね。今日はいつもと何だか違いますが、調子がよいのですか?」と言われました。

    自分ではあまり意識していなかったのですが、他人が見てもわかるレベルで変わっているのだなぁと感動し、自分の苦手な柔らかい動きが少し出来るようになったことが大変うれしかったです。

    バレエは1週間で劇的に変化することは普通はあり得ないので、先生は訝しく思われたようです。
    バレエでは身体の引き上げなど頑張るところは頑張り、指先、足先、首の角度、目線まで意識する一方、無駄な力を抜くところは抜く(in the air)ことが要求され、このバランスがとても難しいのですが、ゆるんだ身体の中でセンターを感じて動くというゆる体操はとても役に立つと思います。

    「胸フワ背フワ体操」などにより、胸などの無駄な力が以前より抜けてきましたし、無駄な力を入れないせいか、レッスン後もあまり疲れないようになりました。

    <以下、後篇に続く>
  • 後編は、こちらから。
  • 国府田彩子さん(仮名・女性・40代)<会社員>
    *神楽坂ゆる体操教室2006年入会